【豊臣兄弟!】「創作」を超えた「歴史改ざん」に呆れ……..デイリー新潮の記事に「わが意を得たり」!

NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の出演者等の写真 未分類

NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』については、以前このブログで「いくら何でも歴史の改変(改ざん)が酷すぎる」という趣旨の記事を2回書きました。

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その後、個別に取り上げて記事を書くことはしていませんが、ドラマ自体は見るたびに突っ込みを入れたくなる場面が満載でした。

柴田勝家が天守から「身投げ」だと!? 呆れ果てた8月30日放送分

特に絶句したのが、8月30日放送分の演出です。なんと柴田勝家がお市の方と手をつなぎ、天守閣の最上階から身投げするというシーンが描かれました。

これまたとんでもない脚色だと呆れていたところ、「まさにわが意を得たり!」と思わず膝を打ちたくなるような的確な批評記事が「デイリー新潮」に掲載されました。

🔗 【豊臣兄弟!】名誉を重んじる柴田勝家に不名誉な身投げをさせたNHK どうして史実を歪曲し『戦国の非常識』ばかり詰め込むのかデイリー新潮/Yahoo!ニュース

デイリー新潮の記事要約

記事の内容を要約すると、概ね以下のようになります。

 NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』第33回において、柴田勝家と市が天守の最上階から身投げして最期を迎える描写や、小一郎(羽柴秀長)が単身で城の天守まで駆けつける展開に対し、歴史的事実や当時の常識から大きく逸脱していると疑問を呈する内容。

▶ 身投げ描写への批判
 当時の文献(秀吉の書状やフロイスの記録など)では、勝家が妻子を刺殺した後に自ら切腹したことが明確に記されている。武士にとって切腹は名誉ある死に方であり、身投げは刀を持てない女性や負傷者が捕縛を避けるための手段に過ぎない。勝家が自ら身投げを選ぶことはあり得ない。

▶ 武士の作法・家族観の誤解
 追い詰められた女性や子供を自害させず、男性が刺し殺して余計な苦しみを味わわせないのが当時の「愛の形」であり、作中の描写は戦国時代の常識とズレがある。

▶ 小一郎の単独行動の不自然さ
 副将という重責にある武将が、軍の指揮を放棄して敵城の天守へ単身で乗り込むことは、組織戦の観点からも不可能であり、かつ、あり得ない。

▶ 結び
 時代考証の専門家が付いていながら、明確な史実や時代背景を無視したフィクションが提示されることで、視聴者に歴史的な誤解を広める懸念が強い。

「激しく同意」としか言いようがない!

「激しく同意」します!(「禿同」!)

特に「切腹」ではなく「身投げ」という脚色は、戦国武将の価値観、精神性、物の考え方といった根本的な部分までも捻じ曲げています。私が以前の記事で指摘したもの以上に、「改ざん」の度合いが極めて酷いと言わざるを得ません。

デイリー新潮の記事でも、「勝家ゆかりの福井市は、地元が誇る武将の名誉が毀損されたとして、NHKに抗議したほうがいいのではないだろうか」とまで書かれていました。

「時代考証の専門家が2人もついていながら、史実が歪曲され、非常識な描写ばかりが詰め込まれるのは、いったいなぜなのか。不思議でならないが、呆れているあいだにも歴史への誤解は浸透していく。」(「デイリー新潮」記事の締めくくりより)

まさに「全く同感です」の一言に尽きます。

脚本家・八津弘幸氏とNHK大河の適格性

「一体どんな人がこんな脚本を書いているのだろう」と調べてみたところ、脚本を担当しているのは八津弘幸氏でした。

『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』などの民放の大ヒットドラマを手掛け、最近ではあの『VIVANT』にも共同脚本として関わっている人気脚本家です。しかしながら、エンターテインメント重視の民放ドラマならともかく、史実や時代考証の尊重が求められる「NHK大河ドラマ」の脚本家としては不適格と言わざるを得ないのではないでしょうか。

「ドラマなら何をしてもいい」というNHKの根深い体質

以前、映画『開戦前夜』についての記事で少し触れましたが、過去に「NHKスペシャル」として放映されたドラマ(「シュミレーション~昭和16年夏の敗戦~」)でも、その中で描かれた人物が史実とかけ離れているとして、遺族(元フランス大使)から訴訟を起こされるという事態が起きています。

これも「あくまでドラマですとさえ言えば、いくら史実を捻じ曲げてもいいんだ」という発想によるものであり、今回の件と同根の問題だと感じます。(とりわけ報道番組としての側面が強い「NHKスペシャル」だけに、問題はより深刻です。)

この話については、また情報を整理したうえで、改めてブログ記事として掲載したいと考えています。

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