MLBロサンゼルス・ドジャーズの大谷翔平選手が、4年連続、5回目のMVPを獲得できるかどうかが注目されています。
大谷選手は、2021年と2023年から2025年(昨年)までと既に4回もMVPを受賞しています。(※2022年は、ア・リーグ最多の62本塁打を記録したヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が受賞)
なお、最多記録は、薬物使用疑惑がほぼ確定している(それゆえ野球殿堂入りもできていない)バリー・ボンズの7回で、これまで4回以上MVPを受賞しているのは、ボンズと大谷のたった2名しかいません。既に大谷は、間違いなくMLB史上最高の選手の域に達している訳です。
今シーズン、ナ・リーグで大谷とMVPを争う最大のライバルとされているのは、シカゴ・カブスのピート・クロウ=アームストロング(通称「PCA」)ですが、打者としての成績だけ見ると、
大谷が、打率.282、22HR(ホームラン)、61打点であるのに対して、
PCAが、打率.290、23HR、60打点
と驚くほど拮抗した数字となっています。(ただし、盗塁は、大谷の6盗塁に対し、PCAが26盗塁と大きくリード。)
しかし、大谷は、二刀流で、投手としても、8勝2敗、防御率1.79、投球回85.2で95奪三振(つまり9回投げれば10奪三振)というエース級の数字を残していることを忘れてはなりません。
MLBにおけるMVP(全米野球記者協会の記者の投票で決定)争いで最も重視される指標として、日本では耳慣れない言葉ですが、WAR(勝利貢献度)(Wins Above Replacement、セイバーメトリクスなるものによる打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して、選手の貢献度を表す指標)があります。
このWARの現在の数値は、
大谷が、打者として3.0、投手として3.0で、合計6.0
PCAが、6.6と
なっており、PCAがリードしています。
打者の部分の数字はほぼ拮抗している訳ですから、「大谷のエース級の投球パフォーマンスよりも、PCAの守備や盗塁(+DH補正のマイナス)の方が高く評価されている」ということになります。(※DH(指名打者)は守備につかないためWARの計算上「大きなマイナス補正(守備位置補正)」がかかります。)
以前から、「WARは投手に対する評価が低すぎるのではないか」「DHへのマイナス補正が厳しすぎるのではないか」との議論はありましたが、大谷に対するこの数値についてはやはり疑問を感じざるを得ません。
現在打者としての成績が驚くほど拮抗する大谷とPCAのMVP争いは、改めて「WARという指標の妥当性」に関する議論を深めるきっかけになるのではないでしょうか。
以上で、今回の記事は完結していますが、より詳しいことにご関心のある方は、こちらのAI(Gemini)とのチャットの全文をご覧下さい。


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